工芸美術創工会は1987年(昭和62年)に社団法人日展を志向する京都を中心とする関西・中国地区在住の工芸作家により結成されました。
平成元年(1989年)に京都府京都文化博物館の開館と時を同じくして第1回展を開催し、以後、京都の長い歴史や思想に育まれた工芸美術の伝統と革新を踏まえて、作家個々の新しい発想や創意を尊重し次代の工芸美術をリードする自由でリベラルな創作工芸美術集団として毎年発表を続けて参りました。
結成以来、日展をはじめ全国の公募展に多くの入選者、受賞者、審査員を排出し、近年は文化勲章受章者、文化功労者、日本藝術院会員、日本藝術院賞受賞者、内閣総理大臣賞受賞者、文部科学大臣賞受賞者、京都府文化功労者顕彰者、京都市文化功労者表彰者を輩出しています。
わが国の工芸は、日本の自然を感じる精神や風土に磨かれた美意識によって世界に誇る独自の発展を遂げて参りました。その長い時間をかけて築き上げられた創造の蓄積である伝統に我々が新たな創造を加え、人の心の根源的なものに訴えかける作品を発信し、今後も地域の芸術文化の発展と振興に寄与すべく活発な活動を続けて参ります。
沿革
1987年[昭和62年]
工芸美術創工会 設立
1989年[平成元年]
第1回工芸美術創工会展
1993年[平成5年]
第5回記念 工芸美術創工会展
1998年[平成10年]
第10回記念 工芸美術創工会展
2003年[平成15年]
第15回記念 工芸美術創工会展
2008年[平成20年]
第20回記念 工芸美術創工会展
2013年[平成25年]
第25回記念 工芸美術創工会展